『Tシャツが乾くまで』6話感想|「ただいまじゃねーよ」夫が1年間消えた理由は?

Tシャツが乾くまで第6話の感想・考察 Tシャツが乾くまで

※この記事には『Tシャツが乾くまで』第6話までのネタバレが含まれます。
夫が、よその奥さんと長野へ出かけていた。
しかも二人が乗っていたバスは事故に遭い、相手の女性・あずさは亡くなってしまう。
ところが、夫の充は事故の前にバスを降りていて生きていた。そして1年間も姿を隠したあと、突然家に帰ってきて「ただいま」。
いや、ただいまじゃねーよ。
なぜ連絡もしなかったのか。どうして1年間も帰らなかったのか。そして、なぜ今になって帰ってきたのか。咲子だけでなく、見ている私も「???」となりました。
最初は不倫なのかと思いましたが、どうやら単純な不倫ではなさそうです。今回は第3話までを見て気になった、充とあずさの関係や、残された二人について考えてみます。

充の「ただいま」に納得できない

事故で亡くなったと思っていた夫が、1年後に突然帰ってきたら、無事だったことに安心するより先に「なぜ今まで連絡しなかったの?」と思ってしまいます。

充は事故の前にバスを降りていたのだから、少なくとも自分が生きていることは伝えられたはずです。それなのに1年間も姿を隠し、帰ってきたときの言葉が「ただいま」。

咲子がすぐに受け入れられないのは当然だと思いました。私も見ながら「いや、ただいまじゃねーよ」と言いたくなりました。

充とあずさは本当に不倫していた?

充が、よその奥さんであるあずさと長野へ向かっていたと知れば、最初に不倫を疑ってしまいます。

しかし第3話までを見ると、二人の関係は単純な不倫ではなさそうです。なぜ毎月「第3金曜日」に会っていたのか、なぜ二人で同じバスに乗っていたのか。まだ分からないことばかりです。

残された咲子と樹生の関係も気になる

夫に姿を消された咲子と、妻を事故で亡くした樹生。立場は違いますが、二人とも大切な相手に隠し事をされ、取り残されたような状態です。

二人で充とあずさの足跡を調べるうちに、悶々とした気持ちを共有するようになっていきます。この二人がこれからどのような関係になるのかも気になります。

充が1年間姿を隠したのは「逃げ癖」が理由?

充は、自分には逃げ癖があるというようなことを話していました。

事故が起き、あずさが亡くなり、自分だけが生き残った。充はその現実や、咲子に事情を説明することから逃げてしまったのではないでしょうか。

最初から1年間も失踪するつもりだったのではなく、連絡できないまま一日、また一日と過ぎ、ますます帰れなくなった可能性もありそうです。

ただ、それだけで咲子が受けた苦しみを納得できるわけではありません。逃げたくなるほどの事情がほかにもあったのか、それとも本当に目の前の現実から逃げ続けただけなのか。これから明かされる理由に注目したいです。

二組とも、男女の関係ではなく癒やしを求めていた?

充が咲子に「じゃあ二人の関係はどうなの?」というように詰め寄った場面も印象に残りました。

充とあずさの関係を疑っていた咲子と樹生も、二人で行動し、お互いにしか分からない気持ちを共有しています。それを充から見れば、咲子と樹生も特別な関係に見えるのかもしれません。

けれど、どちらもいわゆる男女の関係ではなく、自分の配偶者には見せられない弱さや苦しさを分かってくれる相手に、癒やしを求めていたのではないでしょうか。

不倫ではないとしても、配偶者に言えない関係を続けることは裏切りなのか。それとも、誰かに支えてもらわなければ生きられないときもあるのか。単純に「悪い」「悪くない」だけでは決められないところが、このドラマの考えさせられる部分だと思いました。

第6話まで見た感想

第6話まで見ても、充とあずさがなぜ会っていたのか、事故の日に何をしようとしていたのかは、まだはっきりしません。

「ああ、それなら仕方がない」と思える理由が明かされるのか。それとも、理由を知っても「1年間も連絡しないのは違う」と感じるのか。咲子と樹生の関係も含めて、いろいろ考えさせられるドラマです。

蒼井優さん、松山ケンイチさん、夏帆さんの演技が好きですが、あずさの夫・樹生を演じる中島歩さんも嫌いではありません。樹生もまた、妻を亡くしたうえに知らなかった一面を突きつけられた人物です。続きを見ながら、充が帰ってきた本当の理由と、残された咲子と樹生がどうなっていくのかを追っていきたいと思います。

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