12月に入りめっきり寒くなったある日の事…。
我が家の給湯器からお湯が出なくなりました。
我が家の給湯器は、三菱製の電気温水器 SRT-4665CF-BL という型番、2000年に家を新築した当時購入したので、もう20年近く稼働し続けている相当くたびれた古ーいモノです。
セミオート(エコオート)というタイプで「自動湯はり」や「高温差し湯」はできますが、現在主流の「追い焚き」等の機能はついていませんし、水圧も弱いのでシャワーや台所のお湯の出は悪かったです。
ですが、まあこんなもんかと納得して、特にメンテもせずに長い間使ってきました。
昨年、リモコンに「P0」というエラーが出て「自動湯はり」「高温差し湯」もできなくなってしまいまいた。
ちなみに「P0」エラーは「混合弁」が不良との事です。
三菱さんに見てもらったところ、もうだいぶ古い機種なので修理費もかかるし、新しい機種への買い替えを勧められました。
それでも蛇口からお湯は出るので、修理はせずに、手動でお風呂の湯はりをして凌いできました。
ところが、年の瀬も押し迫った12月のある日、蛇口からも遂にお湯がでなくなってしまったのです。
目次
三菱さんから修理不可能と宣告された
てことで、再び三菱さんを呼びました。
すぐに見てくれたのですが、今度は、「減圧弁」という部品が壊れているという事でした。
そしてこの「減圧弁」はもう代替部品がなくて直せないんだそうです。
更には「逃し弁」というのも壊れているとの事。
「逃し弁」のレバーを手動で動かすと給湯器の下からお湯が出てくるらしいのですが、修理の方がやってみたところ全くお湯が出てきません。
もう修理は不可能です、諦めて新しいのに交換してくださいと。
これでは年を越せない、否、冬を越せないと、新しい機種への変更を決意して、急遽価格コムやらを見始めました。
最近はエコキュートが主流ですね。
水圧も強く、「追い焚き」はもちろんの事、泡が出たり配管洗浄なんかもできるフルオートタイプが人気みたいです。
新しいのを見始めたらやっぱり欲しい、でも最低でも工事費入れて40万からかかる費用も惜しい…。
なんとかならないかなと思っていたところ、私以上に主人が諦めていませんでした。笑
減圧弁をネット探すけど見つからない
「減圧弁」は、東京暖冷器製作所(株式会社ダンレイ)製の RU2003TZM1 という型番です。
てことで、ネットでこの「減圧弁」の代替部品を探しました。
でも、こんな感じです。
- ネットでは既に売ってない
- 前にヤフオクで出品されていた事もあったみたいですが現在はなし
- 製造メーカー(ダンレイ社)に問い合わせたところ代替品はありませんとの回答
- 別の電気修理屋さんに問い合わせたが、メーカーが部品ないと言うなら修理不可能との回答
残念ながら新しい温水器を買うまで、お風呂は近くの銭湯で凌ぐことにして、とりあえず電気温水器専用のブレーカーを落としてお役御免としました。
ところが…
主人はまだ諦めていませんでした。笑
減圧弁の掃除をしたら直ってしまった
「ねえ、最後に試してみたい事があるんだけど」
諦めずにネットで調べていたら、「減圧弁」をメンテナンスしたらお湯の出が良くなったという情報を見つけたとの事。
まあ、我が家の場合はお湯の出が悪いんじゃくて、お湯そのものが出ないんですけどね。
どうせ壊れてるんだから、物は試しに分解してみる事にしました。
これが「減圧弁」です。サビサビです。
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でもってココです。
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このネジを外して中のフィルターを掃除すればお湯の出が良くなるらしいです。
固いネジを外して開けてみると、フィルターは外れてボロボロになっており、フィルターのプラスチックの破片も出てきました。
あ、ごめんなさい、外した時のフィルターの写真はありません…
フィルターのプラスチック破片なんかで「減圧弁」が詰まっていたのかとも思い、とりあえずゴミとかを取って、フィルターを無理やり元に戻しました。
ついでに「逃し弁」も動かしてみました。。
このレバーを上げると給湯器の下から直接お湯が出てくる仕組みみたいです。
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待つこと約2分。。。
給湯器の下から直接お湯がジャーッと出てきました。
「お、出るじゃん!」
三菱さんの修理担当の方がやった時には出なかったのにね。
もしかして?と思い、家の中に戻り、ブレーカーを上げて電源を入れ蛇口をひねると、なんとお湯が出ました!
「で、出るじゃん!」
そして、お風呂場のリモコン見たら更にびっくり。
以前から出ていたエラーコードの「P0」が消えています。
もしかして、「自動湯はり」とか「高温差し湯」もできるの?
やってみます。
「で、で、できるじゃん! 全部直った!」
なんと直ってしまいました!
何故直ったのか素人の考察
全部直ってしまいました。狐につままれたような思いです。
主人の素人の考察ですが、こんな感じ。
- 「減圧弁」が詰まって機能していなかったが、分解して破片を取り除いた事で何とか動き出した
- 減圧弁が直ったので「逃し弁」の機能が復活した
- しばらくブレーカーを落としていたので、基盤に何らかのリセット?が起こりエラーコード「P0」が消えた
それと、減圧弁ですがメーカ純正の部品じゃなくても、水道屋さんにお願いしたら同等の部品に変えてくれるんじゃないかな、とも考えられますね。
メーカー修理は基本、部品交換だから部品が手に入らなければ直せないと言うんじゃないかな。
メーカーとしては20年も壊れないで使われたら商売あがったりですよね。
せめて10年サイクルくらいで買い替えてもらわないとね。
最後に
という事で直りました。
とりあえず、動いてお湯が出てくれればは十分です。
まあ、あくまでも新しいの買うまでのつなぎとしてですけどね。
次はもちろん、エコキュートにします!
もしかして同じような状況で困っている人もいるかもしれませんので、今回記事にしてみました。
ただ、あくまでも素人がやってみた事なので直るかどうかわかりませんけどね。
あと、メーカーが修理不可能と言っても減圧弁とかの交換は、水道屋さんなら直せるかもしれません。
あ、我が家みたいに20年使い続ける家庭はあまりないか…
ちなみに、次に買うのは、エコキュートのフルオート高圧タイプで、三菱さんかパナソニックさんのこちらのどちらかにしようと思ってます。
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